省エネ対策でできること|具体的な行動を5項目に分けて詳しく紹介!

省エネ できること

「省エネ対策を進めたいけど、簡単に始められるものは何だろう?」

「省エネのためにできることって、何があるのか具体的に知りたい!」

省エネ対策を進めたいけれど、空調の入れ替えや建物の断熱改修などは、費用も時間もかかってしまいます。

できるだけ費用をかけずに、すぐに省エネを進めるにはどうすればいいか、迷う方も多いのではないでしょうか。

本記事では「省エネでできること」として、5つの項目に分けて具体的な行動を紹介していきます。

この記事を読んだあとから、すぐに誰でも簡単に取り組める内容を多く集めました。

自社やご家庭での省エネ対策にお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

工場の省エネ対策を知りたい方はこちらをチェック

↓↓↓

【保存版】工場の省エネ対策|アイデア7つを厳選して紹介!

目次

省エネでできること①空調機器の対策

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電力消費の多くはエアコンなどの空調機器によるものです。

暑い日も寒い日も稼働するため、1年を通して消費電力がかかります。

対策としては、以下のような行動を意識すると、空調の電力が削減され省エネに大きな効果をもたらします。

フィルターを清掃する

月に一度は空調機器のフィルターを清掃しましょう。

とくに工場の空調は、ホコリや油煙などでフィルターが詰まりやすいです。

設置場所によっては、メンテナンスをしないまま使い続けると、1.5倍も消費電力が上がってしまうケースもあります。

運転効率を維持するためには、毎月1回清掃する習慣をつけることで、約5~10%の削減が期待できます。

清掃日は管理表に記入し、定期的なメンテナンスを心がけましょう。

参照:省エネQ&A | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト](独立行政法人中小企業基盤整備機構)

設定温度を見直す

空調の設定温度を適温に見直すことも、省エネにつながります。

たとえば、設定温度を1℃変更するだけで、約10%の省エネになると言われています。

廊下やエレベーターホールなど滞在時間が短い場所の空調は、設定温度を適正化させるのが大切です。

日々の業務の中でも、冷房や暖房に頼りすぎないよう、クールビズやウォームビズ等を併用しましょう。

参照:空調設定温度・湿度の適正化(環境省)

扇風機やサーキュレーターを併用する

空調効率を高めるためにも、エアコンのほかに扇風機やサーキュレーターを併用するのもおすすめです。

夏場においては、風を送ることで体感温度を下げられるため、エアコンの設定温度も下げ過ぎることなく過ごせます。

冬場でも、天井付近に溜まった暖かい空気を部屋全体に送ることで、温度ムラができにくくなります。

室外機の設置環境を整備する

屋外にある室外機の設置環境を見直すことで、節電効果につながることもあります。

たとえば、室外機の吹き出し口に何か物を置いていませんか?

吹き出し口の前に障害物があると、熱交換効率が下がってしまい、ムダな電力を消費してしまいます。 

室外機周りの環境は見落とされがちなので、よく確認し、障害物や雑草などがあればキレイにしておきましょう。

室外機に日陰を作る

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室外機に直射日光が当たる場合は、簾(すだれ)や葦簀(よしず)などで、室外機に日陰を作りましょう。

たとえば、弊社の室外機には「ホワイトウィングラップ」を施しています。

具体的には、室外機の周辺に遮熱塗料を塗ることで、日光を反射させ周囲の温度上昇を抑制する施工です。

また、室外機の吸気口にウイングを設置し日陰をつくることで、熱交換効率が上がり省エネに繋がります。

これらを使用することで、最大で40%の消費電力の削減を達成した事例もあるのでおすすめです。

室外機の省エネ対策の詳細はこちらをチェック!

↓↓↓ 

 室外機を冷やす方法は?省エネ事例画像で暑さ対策しよう!

省エネでできること②照明の対策

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日々の暮らしや仕事には欠かせない照明ですが、使い方にちょっとした工夫をすれば省エネになります。

不必要な照明を消す

当たり前の習慣ですが、人のいないエリアなどの照明は日頃からこまめに消しましょう。

省エネ効果の高いLEDを使っていても、電力は消費しています。

部屋を出るときはもちろん、使わない照明はつど消して退出する意識を持つことが大切です。

自然光を利用する

作業に支障が無ければ、日中の明るい時間は自然光を利用しましょう。

自然光を併用することで、照明をつける時間を減らせるため、省エネになります。

窓からの光を多く取り入れられるよう、昼間はカーテンやブラインドを開けるのも方法のひとつ。

日光が入るよう窓際の家具の位置を変えたり、壁紙の色を明るい色に変えて光反射を利用するのがおすすめです。

人感センサーを利用する

使用頻度の低い場所の照明は、人感センサーに変更するのも省エネにつながります。

人感センサーは、人の気配を感知し自動で点灯・消灯するので、トイレ・廊下・倉庫などさまざまな場所で利用できます。

必要な時だけ照明をつける仕組みをつくり、ムダな電力をカットしましょう。

省エネでできること③設備の対策

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安定して製品を生産をするために、1年中稼働している設備は多くの電力を使用しています。

日々のちょっとした設備の省エネ対策は、毎日続けることで大きな省エネ効果となります。

以下に紹介するアイデアを参考に、まずは簡単にできることから始めましょう。

定期的な点検の実施

設備のチェックは、稼働前や稼働中も定期的に行いましょう。

エアや油が漏れていると、設備を過度に運転している可能性があり、故障に繋がるリスクも増えます。

また、普段は聞かないような異音や、本体温度が異常に上がっている状態も起こりかねません。

全員が確認できるチェック表を作成し、定期的に点検を行うことで、ムダなエネルギーを消費しなくて済みます。

断熱をする

設備を動かすと周辺は熱を帯びるため、その分消費電力が上がります。

少しでも抑えるためにも、熱を発する設備に断熱塗料を塗ったり、断熱材をつけたりしましょう。

設備から放出される熱を抑えられれば、エアコンを過度に稼働させることもありません。

さらに、冬場においては保温効果があるため、設備の電力なども削減できます。

省エネでできること④建物の対策

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建物の出入口や窓からは、多くの熱が出入りしています。

この建物内に流れ込む空気や光に対策することで、ムダなエネルギー消費がカットされ、省エネになります。

出入口に間仕切りカーテンを設置する

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出入口など建屋の開口部は、室外の空気が入りやすいため、ビニールカーテンを設置し外気を遮断します。

ビニールカーテンを活用すれば、室温の変化を少なくし、空調の負荷を減らせます。

とくに、冷蔵・冷凍倉庫は外気との温度差が大きいので、部屋ごとにビニールカーテンを使うのがおすすめです。

間仕切りカーテンには、フォークリフトなどで出入りできるものや、防虫機能が付いたものなど様々なタイプのものがあります。

用途や目的にあった商品選定ができるのも、ビニールカーテンを使う大きなメリットです。

ビニールカーテンの詳細は以下をチェック!

↓↓↓

工場に必須!ビニール間仕切りカーテンの種類を画像付きで紹介 

窓の断熱性・遮熱性を高める

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窓の断熱性や遮熱性を高めるために、シートを貼るのもおすすめです。

たとえば、エア緩衝材やプラスチック段ボールなど貼ることで、暑さ・寒さを防げて冷暖房の効率も上がります。

ただし、紫外線によって劣化してしまったり、結露でカビが生えたりすることがあるので、長期間使う場合は要注意です。

弊社が扱う「ゼロコート」は、窓に塗るだけで直射日光の熱を遮断します。

夏は赤外線をカットすることで、日向の温度が約10℃低減し、冬は室内の熱の移動を抑えるので保温効果につながります。

ゼロコートの詳しい情報はこちらをチェック!

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ゼロコート 

省エネでできること⑤人材育成

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さまざまな省エネ対策を行っても、実行するのは私たち自身です。

社内で有効的に省エネを実現するには、従業員の協力も必要となります。

以下に紹介する意識を持つことで、せっかくの省エネ対策がムダにならないよう日々の生活を見直していきましょう。

5Sの活用

省エネ対策でできることを実行するためには「5S」を徹底することが重要です。

5Sとは「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」のことで、職場環境の維持や改善を促すときに使うスローガンです。

省エネの意識が低いと、定期的な清掃や点検を行うことが億劫になり、次第におざなりになってしまいます。

日々の業務の中で5Sを徹底し、常に整理整頓を行っていれば、点検の実施や異常の発見などもしやすくなります。 

社内全体で省エネ対策できるよう、定期的に従業員へ周知していきましょう。

省エネマニュアルの運用

さまざまな省エネ対策を考えても、従業員の協力が無ければ効果は少なくなってしまいます。

対策としては、具体的な省エネに繋がる行動をまとめた「省エネマニュアル」を作成し、意識づけしてもらうことです。

今回ご紹介したような内容をチェックシートにまとめて共有することで、より自分事としてとらえやすくなります。

自社で作成した省エネマニュアルを運用し習慣化することで、小さな努力が大きな成果に繋がります。

まとめ

今回は、省エネ対策でできることとして、5つの項目ごとに具体的な行動を紹介しました。

①空調機器の対策

②照明の対策 

③設備の対策

④建物の対策

⑤人材育成

空調の設定温度の見直しやフィルターの清掃、不要な照明の電源オフなど費用を掛けなくてもできる対策は数多くあります。

しかし、習慣化できないと最終的にやらなくなってしまい、無駄なエネルギーを使う事になります。

チェック表や省エネマニュアルなど、定期的に見直しながら運用し、自社にあった省エネ活動を行いましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。