
「業務用の生ごみ処理機を導入しようかな……」
「バイオ式が気になるけど、どんなメリットがあるのか知りたい!」
近年、環境保全やSDGsへの意識改革もあり、業務用生ごみ処理機を導入する企業が増えています。
各メーカー多種多様な商品を販売しているので、どのようなタイプを選べばいいのか悩む方も多いのではないでしょうか。
現状に合った生ごみ処理機を選ぶためにも、導入メリットを押さえておくのが大切です。
今回は、業務用生ごみ処理機の中でも「バイオ式」を利用するメリットを紹介します。
バイオ式の生ごみ処理機の購入を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
業務用バイオ式生ごみ処理機の種類

業務用バイオ式生ごみ処理機は、バイオ(微生物)の力を活用し、食品残渣や生ごみを分解・消化する環境に優しい機械です。
バイオ式生ごみ処理機は「堆肥型」と「消滅型」の2種類に分類されます。
目的や運用体制に応じて、最適なタイプを選ぶことが可能です。
次項より、バイオ式生ごみ処理機のメリット、また「堆肥型」「消滅型」それぞれの導入メリットを解説していきます。
バイオ式生ごみ処理機の導入メリット

バイオ式生ごみ処理機を導入するメリットは、以下の3つです。
・コストの削減
・環境保全・SDGsへの貢献
・職場環境の改善・社員意識の向上
それぞれ見ていきましょう。
メリット1:コストの削減

バイオ式生ごみ処理機を導入する最大のメリットが、産廃コストの削減です。
通常だと、生ごみは産業廃棄物として処理する際、運搬費・処理費等がかかります。
しかし、バイオ式生ごみ処理機を導入することで、自社内でごみを処理する事が可能となり、大幅なコスト削減効果が期待できるのです。
特に食品工場や病院など、生ごみが大量に発生する施設ほど、より大きな効果を実感できるでしょう。
メリット2:環境保全・SDGsへの貢献

生ごみは焼却処理が一般的ですが、CO2排出の大きな要因になっています。
バイオ式生ごみ処理機を活用することで、生ごみを燃やさずに処理できるため、CO2の削減につながります。
また、SDGsの理念にも合致し、環境への負荷や経済的損失などをもたらす食品ロス問題への対策も可能です。
このような環境保全を実践する姿勢を明確にする事で、企業価値の向上にもつながります。
焼却時には二酸化炭素(CO2)が排出され、焼却後の灰を埋め立てる土地の問題も発生します。
出典:農林水産省「食品ロスって何が問題なの?」
もし、食品ロスを100トン削減できれば、46トンもの二酸化炭素を削減できます。
バイオ式生ごみ処理機を活用することで、食品ロス問題への対策はもちろん、CO2の削減・埋立地の省スペース化に貢献できるでしょう。
メリット3:職場環境の改善・社員意識の向上
生ごみの社内処理が可能になると、悪臭や害虫の発生を抑えられ、職場環境を清潔に保つことができます。
病院や介護施設など、日頃から衛生管理が求められる施設にとって大きなメリットになるでしょう。
また、職場環境を清潔に保ち続けることで、社員一人一人の環境に対する意識付けも期待できます。
一人ひとりが環境問題に目を向けるためにも、バイオ式の生ごみ処理機を導入するのは、大いに意味があるといえるでしょう。
ここからは、バイオ式生ごみ処理機における「堆肥型」「消滅型」のメリットを紹介します。
バイオ式生ごみ処理機「堆肥型」のメリット

堆肥型最大のメリットは、分解した生ごみを栄養豊富な肥料である「堆肥」に変えられる点です。
堆肥化された生ごみは、農地や家庭菜園などで肥料として利用でき、土壌改良や植物の生育促進に役立ちます。
これにより「食→分解→肥料→作物→食」という、理想的な循環型社会を形成することが可能になります。
バイオ式生ごみ処理機「消滅型」のメリット

消滅型の最大のメリットは、残渣を殆ど残す事なく生ごみを液体レベルまで分解・消化する事が可能な点です。
※残渣(ざんさ):ろ過した後に残った“かす”のこと
ほかにも消滅型の特徴としては、排水システムの構築により、自動的に下水道へ排出することができます。
これにより、分解後の残渣の取り出しや液体のくみ取りといった作業が不要になります。
作業が軽減できれば、人手不足の現場でも少ない負担で安定的にごみ処理を行うことができます。
また、腐敗による悪臭や害虫の発生抑制の他、処理残渣の保管スペースが不要になり、省スペースでの運用が可能です。
まとめ
今回は、業務用バイオ式生ゴミ処理機の導入メリットをご紹介しました。
近年の食品ロス問題や環境保全の取り組みに、生ごみ処理機の導入は非常に効果的であるといえます。
理想的な食の循環が形成可能な「堆肥型」、省人化を実現し残渣を残す事なく処理が可能な「消滅型」。
いずれのタイプも運用環境によりメリットがあり、持続可能な社会の形成に貢献できる重要な手段となっています。
「日々発生する生ごみをどのように処理していますか? 」
「その方法は未来に向けた選択となっているでしょうか?」
この機会にごみ処理の現状を見直し、バイオ式生ごみ処理機の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
その一歩が、持続可能な未来をつくる大きな力になるかもしれません。
株式会社矢野では、業務用のバイオ式生ごみ処理機を取り扱っております。
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導入を検討する際は、以下のお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。