業務用バイオ式生ごみ処理機のデメリットは?知っておくべきポイントを徹底解説!

バイオ式 生ごみ処理機 デメリット 業務用

「便利そうな生ごみ処理機を導入したいけど、本当にいいことだけなの?」

「バイオ式生ごみ処理機のデメリットがあるなら先に知っておきたい!」

近年、SDGsへの意識改革もあり、業務用生ごみ処理機を導入する企業が増えています。

環境保全対策やコスト削減などに効果的なイメージがある生ごみ処理機ですが、なにも良いことだけではありません。

導入する環境により発生する問題もあるため、デメリットを事前に押さえておくのも活用する上で非常に大切です。

今回は、業務用生ごみ処理機の中でも「バイオ式」を利用する際のデメリットを紹介します。

バイオ式の生ごみ処理機の購入を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

バイオ式生ごみ処理機のメリットについては、以下の記事で紹介しています。

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業務用バイオ式生ごみ処理機のメリットは?堆肥型と消滅型の2つを比較した!

目次


業務用バイオ式生ごみ処理機の種類

バイオ式 生ごみ処理機 分解 消化

業務用バイオ式生ごみ処理機は、食品残渣や生ごみを、バイオ(微生物)の力で分解・消化する環境に優しい機械です。

バイオ式生ゴミ処理機は、以下の2種類に分けられます。

堆肥型:分解した生ごみを堆肥に変える

消滅型:分解した生ごみを液体レベルまで分解する

企業ごとの運用目的に応じて、最適なタイプを選べます。

次項より、バイオ式生ごみ処理機のデメリット、また「堆肥型」「消滅型」それぞれのデメリットを解説していきます。


バイオ式生ごみ処理機の導入デメリット

業務用 生ごみ処理機 導入 デメリット

バイオ式生ごみ処理機を導入するデメリットは、以下の2つです。

・分解できないものがある

・高額な初期費用

それぞれ見ていきましょう。

デメリット1:分解できないものがある

業務用 生ごみ処理機 投入 分解

バイオ式生ごみ処理機を導入したからと言って、すべての廃棄物を分解できるわけではありません。


貝殻や大きな骨、プラスチック、金属類など、微生物が分解できないものは処理できないのが現状です。


誤って投入すると、機械の故障や分解不良の原因となります。

リスクを抑えるためにも、処理物の選別はもちろん、投入前の確認作業が必要不可欠です。

デメリット2:初期費用が高額

業務用 生ごみ処理機 コスト 初期費用

初期費用が高額になるのも、バイオ式生ゴミ処理機を導入するデメリットのひとつです。

バイオ式生ごみ処理機は、微生物の力で生ごみを分解し処理を行います。

本体構造も複雑で、価格が高額になるのはもちろん、バイオ式には欠かせない菌床(バイオチップなど)の交換費用もかかる場合があります。

加えて、電源や排水設備の整備なども必要になり、さらなるコストが発生することも考えられます。

導入する際は、初期費用・ランニングコストがどれほどかかるか、事前に把握しておきましょう。


バイオ式生ごみ処理機「堆肥型」のデメリット

業務用 生ごみ処理機 堆肥型 臭い


堆肥型は、生ごみを分解して「堆肥」として再利用できますが、処理後に生成される堆肥の保管スペースが必要になります。

とくに業務用の場合は、ゴミの量に比例し堆肥の量も多くなるため、十分な保管場所や処理体制の確保が重要です。

さらに、生ごみの分解が不完全のまま堆肥を取り出してしまうと、悪臭や害虫発生の原因となりかねません。

導入を検討する際には、分解した堆肥を有効活用できる体制があるかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。

また、処理庫の内部温度が70℃前後まで上昇するのも、考慮に入れる必要があります。

生ごみが高温処理されることで、腐敗・発酵が進み、悪臭が発生しやすくなるのも覚えておきましょう。

取り出し口に堆肥が詰まったり、湿気で生ごみが固まったりすることで、悪臭が発生する場合もあります。

少しでもおさえるためにも、日頃からこまめな清掃・メンテナンスを欠かさずに行うことが大切です。


バイオ式生ごみ処理機「消滅型」のデメリット

業務用 生ごみ処理機 下水 消滅型

消滅型の生ごみ処理機は、生ごみを分解消化液とガスに分解し、分解消化液は最終的に下水へ流れるシステムとなっています。

ここで注意しておきたいのは、導入する地域によって「下水排除基準」が決まっていることです。

※下水排除基準とは生物化学的酸素要求量(BOD)、化学的酸素要求量(COD)、浮遊物質量(SS)などの数値を指します。

参考:高崎市下水排除基準

排出される消化液が、各地域で定められた下水排除基準を満たしていることが条件となります。

消化液の数値は、処理する食品により変動します。

もし基準値を超えている場合は、排水処理設備の導入が必須となり、さらなる設備投資が必要になるため注意が必要です。

バイオ式生ごみ処理機を検討する際は、導入環境をしっかりと調査したうえで、環境に沿った機種を選択しましょう。


まとめ

今回は、業務用バイオ式生ゴミ処理機のデメリットをご紹介しました。

業務用バイオ式生ごみ処理機には、高額な初期費用や定期的なメンテナンス、処理できないゴミの分別といったデメリットがあります。

一方で、廃棄物の削減や環境負荷の低減、社内の環境意識向上といった大きなメリットも備えています。

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業務用バイオ式生ごみ処理機のメリットは?堆肥型と消滅型の2つを比較した!

導入を検討する際は、こうした特性を十分に理解し、自社の課題や運用スタイルに合った機種を選ぶことが大切です。

長期的な視点で見れば、コスト削減だけでなく、持続可能な事業運営に向けた一歩にもつながるでしょう。

株式会社矢野では、業務用のバイオ式生ごみ処理機を取り扱っております。

詳細は以下のページをご確認ください。

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全自動生ごみ消化機

導入を検討する際は、以下のお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。