
「工場の屋根を断熱したいけど、どんな方法があるのかな?」
「自社でできるか、事前にいろいろな断熱対策を知っておきたい!」
多くの工場は、夏は暑く・冬は寒い作業環境なので、従業員のためにも改善したいと考える経営者は多くいます。
しかし、具体的にどのような対策をすれば、作業環境を整えられるか分からないのも事実です。
この記事では、冬場における「工場の屋根の断熱対策」に絞って、3つの方法をくわしく紹介します。
自社の倉庫や工場の断熱対策にお悩みの方は、ぜひご覧ください。
工場の断熱対策は以下の記事をチェック!
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目次
工場の屋根の断熱対策3選

工場の屋根の断熱対策は、以下の3通りあります。
①既存屋根に新たな屋根材を貼る
②屋根の内側に断熱材を取り付ける
③屋根の表面に断熱塗料を塗る
順番に紹介していきます。
既存屋根に新たな屋根材を貼る

最初に紹介するのは、既存の屋根の上に新しく屋根材を貼る工法です。
既存の屋根と新しい屋根の間に空間が生まれ、そこに空気層ができることで断熱効果が発揮できます。
さらに、新たにできた空間に断熱材を充填することで、より効果を高められます。
【特徴】
既存の屋根の外側に施工するので、平日でも工場を稼働しながら工事を進められるのが最大の特徴です。
工場の稼働を止めなくて済むのは大きなメリットと言えるでしょう。
また、新しい屋根を貼るので外観はきれいになり、雨漏りのリスクを軽減できます。

上の写真は、工事前の写真です。
お客様曰く、夏は暑く冬はすきま風が吹く環境で、屋根の隙間からは雨漏りがしていたそうです。

工事後の写真を見ると、屋根材を新たに貼ったため、外観は大変綺麗になっています。
お客様からは「夏は涼しくなったし、冬はすきま風も無くなり暖かくなった」と感謝の声をいただきました。
【費用・納期の目安】
既存屋根に新たに屋根を取り付ける場合の、費用や工期の目安は以下のとおりです。
・費用:8,000~20,000円/平米
・工期の目安:現地調査後、約1か月間
対策をしたい屋根の表面積や、工事に当てられる期間を事前に確認しておきましょう。
【注意点】
注意点としては、既存の屋根の上に新たな屋根を貼るので、建物の躯体への負担が大きくなります。
とくに、築年数が経過している建物(40年以上)は要注意です。
屋根の上に太陽光パネルなどが設置してある場合は、新たに屋根を被せる事が難しい場合もあります。
建物の耐荷重を超えてしまうと事故のリスクも出てくるため、工事ができない可能性もあることを覚えておきましょう。
屋根の内側へ断熱材を取り付ける

既存屋根の内側にグラスウールなどの断熱材を設置する方法も、工場屋根の断熱対策におすすめな方法です。
耐荷重や障害物の問題で外側からの工事ができない場合や、室内の天井周りに障害物が無い状態の時に向いています。
【特徴】
屋根の内側に断熱材を入れる方法は、おもに2パターンあります。
・天井がある工場:天井裏に断熱材を敷く
・天井が無い工場:H鋼などの梁を使い、屋根下に断熱材を設置する
既存建屋の内側に施工するので、工場の外観に変化はありません。
【費用・納期の目安】
屋根の内側へ断熱材を取り付ける場合の、費用や工期の目安は以下のとおりです。
費用:3,000~15,000円/平米
工期の目安:現地調査後、約2~6週間
室内の設備や配管等の施工の難易度によって、工期・金額が異なります。
【注意点】
建物の内側に施工するので、工事中は立ち入り禁止エリアの設定や、設備の稼働停止、商品などの移動が必要となります。
移動や設備の稼働を止めるのが難しい場合、休業日に工事を行うことは可能ですが、そのぶん工期が長くなるので注意が必要です。

また上記の写真のように、工場では照明や配管ラックなど多くの障害物が吊るされています。
その場合、高所作業車が使えないなどの理由で工事不可となる可能性もあるため、事前に工場内の現状を確認しておきましょう。
屋根の表面に断熱塗料を塗る

既存の屋根に断熱塗料を塗ることで、塗膜内に空気層を作り伝導熱を抑え、屋根表面の温度変化を少なくできます。
工場内の寒さ対策はもちろん、夏の暑さ対策にも有効な方法です。
【特徴】
既存の屋根に塗るので、外観が綺麗になるのと同時に、屋根の補修も兼ねて工事ができるので屋根材の延命にも繋がります。
塗膜を厚くすることで防音効果を発揮し、熱の移動もおさえられるため、冬に起こりやすい結露の緩和も期待できます。
【費用・納期の目安】
既存屋根に断熱塗料を塗る場合の、費用や工期の目安は以下のとおりです。
費用:4,000~6,000円/平米
工期の目安:現地調査後、約1ヶ月
断熱塗料の塗膜内の空気層は1㎜程度と非常に薄く、効果を高めるには何重にも塗る必要があります。
塗る回数が増えると、その分工期や費用がかかることも覚えておきましょう。
【注意点】
断熱塗料は一般塗料に比べると断熱効果が高いだけで、グラスウールなど他の断熱材ほどの効果はありません。
一般的な断熱材(グラスウール)は100〜200㎜と、非常に層が厚いため断熱効果を発揮しています。
断熱塗料の塗膜はグラスウールの1/100程度となるので、断熱効果もそれなりと考えた方が良いでしょう。
もし、断熱塗料のみを使って高い断熱効果を期待している方は、ご注意ください。
断熱塗料と遮熱塗料の違いは下記をチェック
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遮熱塗料と断熱塗料の違い|効果や注意点を専門業者が徹底比較!
まとめ
今回は工場の屋根の断熱対策について、3つの方法を解説しました。
①稼働を止めずに雨漏りも防ぐ「外側への断熱材取付」
②外観を変えずに内側から施工する「内側への断熱材取付」
③補修と断熱を兼ねる「断熱塗料の使用」
工場屋根の断熱対策を検討する際は、断熱効果や建屋の耐荷重、設備の稼働状況など状況に応じた選択が重要となります。
自社においてどれが最適なのか、まずは現状を把握し、予算や工期の目安を確認しておきましょう。
弊社では、ドローンを使って空撮を行い現場調査を行っています。
リスクを最小限におさえ安全に現場確認が行えますので、工場屋根の断熱対策にお困りの際は、ぜひ弊社にご相談ください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
